オクタニトロキュバン(→wiki)
理論上最強の爆薬.その構造は,不安定な立方体の炭素骨格(キュバン)上に8個のニトロ基が結合している.
1980年台にマイケル・デュワー(Michael J. S. Dewar)がスパコンを用いて導き出した物質で,この分子設計には分子軌道法という量子化学計算が用いられた.
設計はできたが実際の合成は困難を極めた.
1999年にアメリカのフィリップ・イートン(Philip Eaton)がはじめて合成した.その方法はキュバンから40段階もの操作が必要な複雑なものである.ちなみにキュバンをはじめて合成したのも彼である.
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